今日の空はなんてきれいなんでしょう。
真っ青。
しかも艶というか透明感があって、あちこちキラキラして見えます。
暖かいので窓を開けて遠くに見える山々を眺めながら、景色を楽しみました。
コーヒーのおいしいこと!(はぁと
うちは築年数が相当(!)古い物件なので、傷や汚れは目立つし不便だったり不具合だったりがそれはもう盛だくさん。
なので入居まもない頃は「早くお金を貯めてよそに引っ越さなければ!」って、目を潤ませながら何度思ったことか(笑
ところが退去の時に原状回復できる程度に自分で手を入れて直してゆくうち、慣れもあったのか、今度は新居の良いところが目につくようになりました。
なんといっても格安の家賃なのにこの広さ!(広めの1LDK)
それにリフォームをしたばかりなので、壁や床はもちろん、給湯器や浴槽、トイレ、エアコンは新品です。
加えて日当たりも良くて明るいし、生活環境も良くて、繁華街の中にあるので買物も交通の便も良い上に活気があってにぎやかなの。
一番大きな図書館や公園もコンサートホールも、地元で有名なカフェやレストランも、どれも歩いていける距離にあります。
気をつけないと浪費してしまいやすいのは注意ですが💦
前の物件はお部屋の居心地はとても良かったのです。
が、ここに住み始めてから、実は立地(環境)はあまりよくなかったのに気づきました。
特に精神面で。
極端に言えば市の中心部から遠く外れた端っこのほうにあり、先祖代々そこで暮らしている人たちばかりの家が立ち並ぶ、静かで地味なエリアにありました。
スーパーはあっても、コンビニを含めイマドキなお店らしきものはなく、静かな分、夜はよく眠れました。
でも散歩をしたり、気晴らしに出かけたい地域ではありませんでした。(主な移動手段は自転車か徒歩です)
なので家にいることがほとんど。
「家の中で何かして楽しむ」ことが"普通で当たり前"でしたので、実はただただ時間を浪費していたことへの疑問をもつこともなく、満足していたんですね。
ところが今はというと、家でぼーっっとしたりじっとしているのはもったいない!とばかり、自分でも驚くほどアクティブになりました。
てっきり、「私は腰が重くて大きく動きたがらない完全インドア派だ」とばかり思いこんでいたのが、そうじゃなかったみたいです。
『人生をリセットさせたい、変わりたいというのなら引越しをしよう』と昔から言われていますが、本当にその通りだわーと今は心底納得です。
とはいえ約20年ぶりの転居は想像していた以上に、ハードでした。
特にメンタル面でです。
その前まで何度も引っ越ししていて、引越しは慣れているつもりでいました。
ところが今は契約の仕方も内容も何もかもが昔と違っていて、戸惑うことが少なくありませんでした。
特に思いのほか出費がかさんで、あれよあれよという間に貯金が目減りしていくのにもうハラハラドキドキ。
それでも最後のほうは「心配していてもキリがない。これでは身が持たない。そういうご時世なんだから仕方がない」と諦めて開き直るようにしていました。
それになんといっても、転居したての頃は、お部屋の住み心地が全然違ってたから。
とそんなだったのが、日が経つにつれ、だんだん新居が好きになってきて、自分自身も良いほうに変わり始めているのを実感してからは、「この引っ越しはそれだけの価値がある。子も体験は払った金額以上だわ。それにまたすぐ取り戻せそうな気がする」。
そう思うようになりました。
なのでもし今「元の部屋に戻れるけれどどうする?」といわれても絶対に断ります。
あれほど引っ越しを後悔して泣いたり落ち込んでいたのにこの変わりよう。
とはいえ、それもこれも一種の諦めのせい?、"住めば都" 効果なのかな?
そもそも今回の引っ越しは、他動的な理由で嫌々渋々決めたものでした。ですので引っ越したくなくて嫌で嫌で。抵抗感がはんぱなかったのです。
その後、なぜあんなに嫌がっていたんだろう?って考えたことがあります。
すると気づいたことがあります。
私はこれまで、ほぼ自分の思い通りに生きてこれたんです(自分は強運とさえ思ってた)
でも今回はまったく歯が立たなかった。
ほとんどのこと(判断やチョイス)が相手(第三者)次第で、私自身の要望はほぼ通らず、こんな状況は人生初だったかもしれません。
なので計算も期待も見事に外れ、不安や心配がかきたてられました。
そんなこんなで『最悪な転居」になってしまった気がします。
新居は不満ばかりが目がついて、「これから地獄の日々が始まるんだな」なんて、ゲキ落ちしてたりして(苦笑
今後悔している点があるとすればそれは、「神さまの言う通り」と、たまには他者や流れに身を任せたほうが良いこと(チャンス)もあるのだと初めてわかった、ということです。
これは世間では当たり前のことと思います
けれど私の場合幸か不幸か、これまでは「自分で選んだほうがうまく回る」ことのほうがとても多かったので、『他に(信頼/安心して)ゆだねる』のが、ものすごく難しいのです。
それが今回の引っ越しのおかげで、何十年も凝り固まっていた思い込みや決めつけが少し壊れて緩んできた気がしています。
これまでの自分は『サプライズ』というのは面白さや新鮮な刺激よりもストレスになりやすいタイプでした。
でも今はこう思います。
もしかしたら、安心安全を優先、というか予定調和な選択や行動ばかりをしてきたせいで、たくさんの素敵な出会いや体験のチャンスを逃していたかも。
それで見かねた『神さま』が無理やり引っ越しさせたのかも!?、なんて。
いや、まじめに、そう信じたくなること(幸運)が、ここに住み始めてからというもの後を絶たないのですね。
本当に、ありがたいことです。
なのにあんなに文句言ってぐずって、ごめんなさい!!!です。
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